シーチャン島

バンコクからの日帰りも可能なリゾートアイランド

島の簡単な地図

本島を中心に小さな島がいくつかあります。 島の周りには筏もいっぱい浮いています。

 

シーチャン島

◎釣りや海鮮料理を楽しむ日帰り旅行!

シラチャの沖合に浮かぶ島シーチャン島。サメット島やラン島は、日本から観光で来られる方にも有名ですが、ここはどちらかというと穴場です。

リゾート地と呼べるほど観光スポットはありませんが、釣り好きな方には有名です。シラチャの船着き場から、船に揺られて30~40分程です。バンコクからでも、日帰り可能ですね。休みの日には、釣りや観光に来られた日本人の方も良く見かけます。
私も何度か日帰りで行った事がありますが、小旅行としてはお手頃感が、充分すぎるくらいあります。



せっかくの島だから泳ごうと思っても、島の周囲は岩場が多く、この島のビーチも大阪の箱作や淡輪にも負けるほど小さいです。ここは釣りや海鮮料理でを楽しむのがいいでしょう。波止場のレストランでは、持ち込んだ魚も調理してくれます。港町の風情を楽しみながら、ゆったりとした時間を楽しむと、日頃の疲れも癒されます。

釣り場もいろいろとある様ですが、この島ではいかだ釣りが有名です。
「じんだいかだ」という日本人の方がやっておられる筏もあります。船で目的の場所まで送って頂けますよ。食事もなども持ち込んだ料理やその場で魚を調理して食べる事も可能です。なんと携帯で出前を頼むと小さな船で配達までしていただけます。手ぶらで行って、道具一式をレンタル。日がな一日ゆっくりできるので楽しいですよ。私も挑戦して、アジやキス、イカなど面白いほど釣れました。

宿泊の場合、小さな島ですので、予約しておいた方が無難です。きれいな庭のある避暑地のホテルもあります。大手ホテルなどは進出していませんので、田舎に行く気分で行きましょうね。

島のホテル

Sichang View Resort
シーチャン島の小高い山にあるホテルです。すぐ近くの断崖からは夕焼けがきれいに見えます。

シーチャン島の自然

シーチャン島の話というよりは、ちょっと余談になります。ここから先は、虫が苦手な方は、お読みにならないでください。 私がこの島に最初に訪れたのは、もう何年も前の事です。この島に来てまず驚いた事は、バンコクからそんなに遠くないのに、バンコクでは当時見かけなかった日本のスクーターや、軽自動車が走っていた事です。全て中古車の様ですが、ある所にはあるんだなあと感心しました。また、自然が豊かな場所ですので、色々な小動物や花を目にする事ができました。バンコク暮らしの日本人にとっては、何だかホッとする場所でした。



中でも私がこの島で一番印象に残っているのは、自然の脅威ともいえる、不思議な光景でした。ある宿泊した日の夜、この島でホタルを見かけました。ちょっと涼みがてら探してみようと思い、バイクで山道を走って行きました。

ホタルは見つからず、適当に島を一周してホテルに戻ろうとしたところ、ライトに照らされた先の道が、茶色く波打っています。それは20cmはある大型ヤスデが数万匹、目の前の道路に隙間なく、目に見える範囲すべてを占領していました。どうやら大量発生した群れの移動に出くわしたようです。周りに民家も無く、その道しか進むべき場所はありません。

そのうごめく様は、まさにB級パニック映画のあり様です。ムカデとは違い、毒も無く問題無いのはわかっていました。でも、ガソリンもそう残りがありません。許せヤスデよ!と意を決して進んだのですが、ヤスデの油でバイクのハンドルは取られますし、嫌な音が続きます。もう進んでも進んでもヤスデだらけ。。。

文章だと伝わらないかと思いますが、闇夜に旅先の土地で初めてみる巨大生物、そしてそれの大群。これは恐怖です。その時は、写真に撮ることすら思い浮かびませんでした。

その山道だけでしたので、何とか無事にホテルまで戻りましたが、翌朝、何事もなかったように、大群は消え失せていました。少しあたりを見ると、はぐれたもの何匹かが、モゾモゾしているのを見付ける事ができました。これは写真に撮る事ができましたので、ご覧ください。バンコクでもその後、一匹だけ見かけた事がありましたが、シーチャン島は、自然が豊かだからこんな生き物がたくさんいるのかなあと考えちゃいました…。 まさか、こんなの日本にもいるのでしょうかね?

シーチャン島への行き方

バンコクからバスだとエカマイ発パタヤ行きで約1時間半。ロビンソンシラチャ前で下車。そこから港まで歩くとちょっと大変なので、トゥクトゥクで、シーチャン島へ行きたいと言うと、波止場まで連れて行ってくれます。船は日中、30分から1時間に一本出ているようですが、事前にご確認ください。フェリーは出ていませんので、車で来られた方は、ドライバーを待たすか、どこか近くのお店に預けてください。乗船してから30分そこそこで、島に到着します。そんなに大きな船ではありませんので、少し揺れます。船に弱い方は、酔い止めを飲んでおいてください。近いと言っても移動時間や滞在時間を考えると、早朝家を出ましょうね。